Black Jewellery

黒いジュエリーはアンティークには意外に多い。1860年頃よりモーニングジュエリー(喪に服する期間に着けられたジュエリー)として使用された石炭の化石を原材料とするジェット。

そして1812〜14年に起きたプロシア戦争時、ドイツ婦人が金や財宝を差し出しその代わりに身に着けて忠誠心を誇ったとされるベルリンアイアン。

サイジェリア地方(現在のポーランド南部)で主に18世紀後期に作られrたと言われているサイリージャン・ワイヤーワーク、これはアイアンワイヤーをレースのように編み、あるいはコイル状に巻き花やリボン型に形成された作品(写真下3点)、一般的にハイジュエリーに使用しない素材、色であるにもかかわらずデザインはかわらいらしい。

その他、ブラックエナメルやフレンチジェット(黒いカットグラス)、ボグオークなど様々な素材を用い、装飾性豊かに各時代の需要に答えている。これら黒く小さなジュエリーは、現在真似のできない優れた作品であることに間違いない。

そしてそのデザインは決して古くないと私は思う。モノトーンの服や小物を普段着に使う今日、黒いジュエリーも色々なコーディネイトに取り入れ愉しんでみたい。